旅行はもちろんテレワークにも!
夏の車中泊をワンランクアップできるおすすめアイテム5選

夏はアウトドアやレジャー、旅行に最適の季節です。近年は、密を避けた移動ができることもあり、車を使った旅やレジャーの人気が高まっています。
そんな中でも注目が集まるのが、車中泊。車内で快適に寝泊まりできる環境を整えることで旅行の選択肢も広がるほか、テレワークや災害時にも役に立ちます。
そこで今回は、夏に快適な車中泊をするためのおすすめアイテムを5つご紹介いたします。

もはや移動できる部屋!?車中泊の便利アイテムが増加中!

にわかに活気づいている車中泊ブームに合わせて、車中泊を快適にするアイテムもまた続々と登場してきています。
車中泊アイテムといえば就寝用のマットや目隠し用のカーテンが代表的ですが、さらに近年のテレワーク需要によって、車をワークスペースとして活用できるようなアイテムも増えています。
車はもはや単なる移動手段ではなく、サードプレイス(自宅と仕事場以外の、第三の部屋)としての役割も担うようになりました。
前回の記事で車中泊の初心者向けにご紹介したアイテムの他に、より自身の用途に合ったアイテムを追加していくことで、さらに快適で便利な“部屋”を整えていくことができます。

※車中泊の初心者向けアイテムについてはこちらをチェック!

あれこれ揃え過ぎは要注意!目的や用途に合わせてアイテムを選ぼう

車中泊のアイテムを検索してみると、就寝用、調理用、ワークスペース用と、かゆいところに手が届く便利グッズが山のように出てきます。
どれも便利そうで目移りしてしまいますが、車内のスペースは有限です。いくら便利そうだからといってあれこれ積み込みすぎ、自分の寝る場所がなくなっては本末転倒。
下記でご紹介するアイテムも、決して全てを揃える必要はありません。アイテムを賢く取捨選択するためにも、まずはご自分の車で車中泊をする時にどんな用途を想定していて何が不便なのかを整理してみるのがおすすめです。

夏の車中泊のおすすめアイテムその1:小型冷蔵庫

夏の車中泊で特におすすめのアイテムといえば、小型の冷蔵庫。食材やデザートなどを低温で保てるほか、熱中症対策として水やスポーツドリンクを冷やしておく上でも欠かせません。
小型冷蔵庫の選び方のポイントは、大きさと機能を吟味すること。家庭用の冷蔵庫のような縦置きタイプと、クーラーボックスのような横置きタイプがありますので、車の大きさや置き場所に合わせて最適なサイズを選びましょう。 容量は飲み物程度なら10Lほど、本格的に使うなら20L前後が目安です。
また車内のDC電源(シガーソケット)だけでなくAC電源(家庭用コンセント)も使えるタイプなら、お出かけ前に冷やしておく効率的な使い方ができます。

夏の車中泊のおすすめアイテムその2:網戸

夏は車の窓にシェードをつける方も多いと思いますが、車中泊では網戸も便利です。
車中泊において、仮眠や就寝中の長時間のアイドリングはマナー違反なので、エアコンをかけっぱなしで寝るわけにはいきません。 そのため就寝中は窓を開けて過ごすことになりますが、防犯や虫対策のためにも網戸をつけるのがおすすめです。
車用の網戸は、家庭用のような車種専用のはめ込みタイプもありますが、多くがドアの上からかぶせる蚊帳のようなイメージ。窓だけでなくバックドア用など色々ありますので、車種や用途に合わせて選ぶといいでしょう。

夏の車中泊のおすすめアイテムその3:調理器具(電気式&ガス式)

キャンプやアウトドアなど野外用の調理器具は色々ありますが、車内でも安心して使えるのが車載用の湯沸かし器です。
カップラーメンやカップスープ、レトルトカレーを温める、朝のコーヒーなどなど、お湯さえ沸かせれば工夫次第で色々な料理を楽しむことができます。
また、車中泊用にテーブルを設置できるのであれば、ガスコンロやIHコンロ、マルチクッカーなどもう少し本格的な調理も可能。特にマルチクッカーは煮込み、湯沸かし、炊飯までこなしてくれる上、省スペース性に優れているので収納面でもおすすめです。 なお、ガスを使う際は換気を十分に行いながら、引火に注意して調理しましょう。

夏の車中泊のおすすめアイテムその4:扇風機orポータブルクーラー

夏は命の危険を感じるほど車内の温度が上昇します。そのため車旅や車中泊では暑さ対策が必須です。
シガーソケットやUSBから給電できる扇風機は、エアコンの冷房を車内に行き渡らせるためにも有効。 また前述のように就寝中はエアコンが使えないため、首振り機能のある静音タイプの扇風機が重宝します。
ミニバンのように大きな車は、ポータブルクーラーもおすすめ。重量が15kg前後あり、消費電力も高いためやや本格的な装備となりますが、頻繁に車中泊をするのであれば車内の快適度がグッと上がります。

夏の車中泊のおすすめアイテムその5:モバイルWi-Fiルーター

サービスエリアや道の駅などでは公共のWi-Fiスポットが充実していますが、車中泊ではモバイルWi-Fiルーターがあるとストレスなくスマホやタブレット、PCを使うことができます。
車旅では知らない場所を訪れることも多く、地図やお店の場所など調べ物が欠かせません。 また通信量無制限プランを選べば、移動中に動画を楽しめるだけでなく、ワークスペースとしてPCで仕事をする場合もいちいち料金を気にする必要がありません。
またモバイルWi-Fiルーターのいい点は、スマホほどの小型サイズで収納スペースを取らず、工事なども不要なこと。 月額制なので車中泊用と考えると割高ですが、普段からこちらを利用して、スマホを最小通信量のプランに切り替えてしまうのも一つの手です。

ちなみに、車内でPCを使いたい時はスマホのテザリング機能を利用することもできますが、スマホで使うよりも通信量が多くすぐに数ギガを消費してしまうため、あまりおすすめできません。
山間部や旅先では公共のWi-Fiスポットが少ないことも多く、困った時に焦らないためにも通信量に余裕を持って出かけましょう。

夏は熱中症対策を万全に車中泊やテレワークを満喫しよう

夏の車中泊は楽しさや快適さのための準備もさることながら、熱中症対策も不可欠です。猛暑の中車内で1日中過ごすとなると、冷房の効いた部屋にいる時よりもこまめな体調管理が大切になってきます。
旅の緊張や知らない土地での不安なども相まって、想像以上に暑さがこたえることもあるため、慎重に準備するに越したことはありません。
ご紹介した小型冷蔵庫や網戸、扇風機、ポータブルクーラーなどを上手に使って、安全に車中泊を楽しみましょう。