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車中泊初心者が揃えておきたいおすすめアイテム5選

コロナ禍でなかなか以前のように旅行に行けないこともあり、近年とても注目されているのが車で旅をする「車中泊」です。
その背景には車内で快適に寝泊まりするためのグッズが増えたことが挙げられます。キャンプブームとも相まって、マットや寝袋など手軽でリーズナブルな商品が増えたおかげで、宿泊費を節約しながら自由な旅を楽しむことができるのです。
そこで今回は、車中泊に欠かせない、初心者にもおすすめのアイテムを5つご紹介します。

車中泊の落とし穴!初心者が気をつけたいポイントとは

車中泊というと、ホテルや旅館に宿泊する代わりに車内で寝泊まりするだけという簡単な行為に思えるかもしれません。
今までに、サービスエリアの駐車場などで休憩したり仮眠をとったりした経験がある方は多いと思います。しかし、車中泊をその延長で考えてしまうのはとても危険です。
では、車中泊でぜひとも気をつけたいポイントをひとつずつ見ていきましょう。

シートの寝心地

最近の車はフルフラットになるシートが装備され、後席を倒せばゆったり眠れるイメージがありますが、実はシートのあちこちには思った以上に凸凹があり、長時間の睡眠には向いていません。
ただでさえ旅行中の疲労もある中で、就寝中に背中や腰が痛くなる、疲れが取れない、寝不足などが重なれば、翌日の行動にも支障が出てしまいます。
車のシートは、ちょっとしたタオルや毛布を敷いただけでは快適なベッドにはならないことを覚えておきましょう。車中泊を快適にするためには「車中泊用マット」を用意することが大きなポイントとなります。

暑さ・寒さ

車中泊は野外でなく車内ではありますが、就寝中はエアコンを点けたり窓の開閉ができなかったりと、室温は大きな問題となります。
たとえば早朝登山の前泊として車中泊をする際、初夏だとしても山間部の夜は思った以上に冷え込むもの。地面からの冷気が厳しく、寒いというより体が痛くなってしまいます。日中は暑い夏や初秋でも油断はできません。
室温については、前述のマットだけでなく「寝袋」を併用することで、快適な眠りを得ることができます。

プライバシー対策

昼のドライブ中の仮眠ではそれほど感じないものですが、夜間の就寝となると、外から丸見えというのは防犯上あまりよろしくありません。
女性であれば着替えのときも気になるでしょうし、できれば窓はすべて覆ってしまいたいもの。
しかし、運転中はそうはいきませんから、夜間だけ車内のプライバシーを守れるカーテンやシェードが必要になります。
カーテンやシェードを使用することにより、外から見えなくなる安心感と同時にまぶしい街灯などの遮光効果も得られ、グッと寝やすくなります。

電化製品の電源

ここまでは、車中泊における眠りの快適さについてポイントを挙げましたが、車中泊はもちろん眠るだけではありません。
本格的な車中泊であれば、調理家電を用いて夕飯や朝食を作ったりもします。また、初心者向けの車中泊であっても、スマホやタブレット、小型扇風機や音楽スピーカーなどの充電が必要となるでしょう。
さまざまな電子機器に囲まれた生活を送る私たちにとって、コンセントがないというのは意外と不便なもの。車内で使える電源を確保することも、快適な車中泊に欠かせない要素です。

就寝スペースと電源の確保は車中泊の基本

車中泊を快適にするためには、安心して眠ることができる就寝スペースと電化製品の電源を確保することが大切です。
ここからは、車中泊初心者におすすめのアイテムを5つご紹介します。

車中泊初心者におすすめアイテム1:車中泊マット

車中泊マットとは、使わない時はコンパクトに収納しておける分厚めの敷マットのことです。
大きさは大人が一人ちょうど寝そべれる程のもので、ボタンやファスナーで複数枚を連結できるものもあります。どのタイプにするかは車内のサイズや利用人数によって選びましょう。
厚みと軽さを両立させるため、空気を自分で注入するタイプ、または広げると空気が自動で入るタイプなどがあります。
厚みが5cmほどあればシートの段差などが気にならなくなるため、寝心地重視であればなるべく5cm以上の厚みのあるものがおすすめです。

車中泊初心者におすすめアイテム2:寝袋

寝袋は大きく分けて2つのタイプがあり、封筒型と呼ばれる長方形のものと、マミー型と呼ばれるミノムシのようにすっぽり入れるものがあります。
マミー型はとにかく防寒に優れており、やや圧迫感があるものの、冬場をメインに使うのであればこちらがおすすめ。
オールシーズンで使いやすいのは封筒型で、サイドのファスナーを開けて風通しを良くしたり、夏場は掛布団代わりにできたりと汎用性があります。また、頻繁に使うようなら丸洗いできるタイプを選ぶと、寝汗をかいても安心です。

車中泊初心者におすすめアイテム3:目隠し(カーテンやシェード)

夏場は暑さや紫外線対策などで、楕円形の簡易シェードを車の窓に貼る人もいますが、車中泊で使うならやや力不足。
思った以上に外の目は気になるものなので、窓全体をしっかりと覆うことができるカーテンが理想的です。
できれば必要に応じて素早くカンタンに開け閉めできるものがよいでしょう。 部屋用のカーテンや自作の布を一時的に貼り付けたり引っ掛けたりするよりも、車専用のカーテンの方が安心感とプライベート感が高まります。

車中泊初心者におすすめアイテム4:カーインバーター

カーインバーターとは、車内のシガーソケットを利用して家庭用のコンセントを使うための変換機です。
最近はスマホ充電用のUSBが装備された車もありますが、車中泊ではスマホの充電以外にも、小型家電が使いたい場合も出てくるため、ひとつ車載しておくと安心です。
コンセントとUSBポートが両方ついたものもあり、同時に複数充電することも可能ですが、家庭で使うときと違ってワット数の上限には注意が必要。 より多くの電力が必要な場合は、次に紹介するポータブル電源を使うのがよいでしょう。

車中泊初心者におすすめアイテム5:ポータブル電源

本格的な車中泊をするのであれば、ポータブル電源があると便利です。
この場合のポータブル電源とは、スマホ用のような小さなものではなく、大きめのラジカセくらいで複数のポート(差込口)があるものを指します。
ポートはコンセントとUSBの他、シガーソケットがそれぞれ複数口あり、容量が大きいものであれば調理家電や電気毛布等を数時間使うこともできます。
ただ、大容量であってもやはりワット数の上限はあるため、使用する家電の使用ワット数を確かめながら使いましょう。

休憩と車中泊は大きく違う!専用アイテムで車中泊を快適に過ごそう!

今回は、車中泊の初心者が揃えておきたいおすすめのアイテムを5つご紹介しました。
車中泊はドライブ中の休憩や仮眠とは勝手が異なる部分がたくさんあります。 そのため準備が足りずに、思っていたのと違った、体が痛くなって旅行が楽しめなかったなどの失敗談も多いものです。
せっかくの車中泊を楽しく快適に過ごすためにも、ぜひ今回ご紹介したアイテムを参考にしてみてくださいね。