本当にミニバンが必要?使い方に合わせたボディタイプの選び方

車を選ぶ際に重要なのは、どんなボディタイプの車を購入するかです。このボディタイプは〇〇向けという思い込みでなく、それぞれの特徴を正しく理解して選ばなければなりません。
例えば、ファミリーカーを購入する際に真っ先にミニバンを思い浮かべる方も多いと思います。しかし、家族構成や使い方によっては、ミニバンよりも軽自動車やコンパクトカーのほうが適している場合もあるのです。
今回は車のボディタイプの特徴を詳しく紹介するので、車選びの際の参考にしてください。

車のボディタイプと選び方

ボディタイプによって、車の特徴は大きく異なります。
なぜ車を購入するのか、誰がどんな場面で使うことが多いのかなど、利用シーンをしっかりと想像し、自分にあったボディタイプを見つけてください。
また、子どもがいる場合は成長することも考慮に入れる必要があります。購入する車を何年乗るのかといったことも一緒に検討することをおすすめします。

目的にあわせて選べる軽自動車

軽自動車は小さいサイズで取り回しやすいのが特徴です。ただ、サイズが小さいといっても、背の高いタイプなら、小学生の子どもが立ち上がれるほどの車内高が確保されているものもあります。
軽自動車の中でも、乗用車タイプ、ワゴンタイプ、SUVタイプとさまざまな種類があるので、目的に合わせて選ぶことができます。

ただ、厳格に規格が決まっているため、大きさと乗車定員に制約があります。また、サイズの制約から、エンジンやサスペンションなどの車体の作りは、どうしても普通車には敵わない面もあるので、長時間乗ることや大人数での移動が多い方にはやや不向きです。 軽自動車をおすすめするのは、近場での移動が多い人です。また、ファミリーカーとしては、子どもが1~2人で小さいうちなら、むしろ軽自動車のほうが乗り降りもしやすく、便利なケースもあります。

コスパ抜群のコンパクトカー

コンパクトカーの特徴は、その名の通り、サイズがコンパクトなことです。しかし、最近のコンパクトカーは、設計技術の進歩で見た目以上に車内が広く感じられます。 また、シートアレンジによって、荷物もたくさん積めるように開発されている車種も多いので、日常生活のほとんどの場面に対応可能です。
さらに、ハイブリッド技術の進歩によって、コンパクトカーには燃費性能の高い車種が数多くあります。走行距離によっては、ガソリン代を含めると軽自動車よりも年間の維持費が安く場合も少なくありません。
売れ筋ラインなので、各メーカーともに先進技術を惜しみなくつぎ込んで開発しており、価格の割に高機能でコスパが高いというのもメリットです。

一方で、やはりコンパクトサイズなので、大人が乗車定員ぎりぎりまで乗ると、やや窮屈ですし、積み込める荷物の量に制約が出る場合もあります。
コンパクトカーがおすすめなのは、日常的に車をよく使う人です。車内空間は軽自動車よりも確保されていて、燃費性能も高いことが多いので、ストレスなく日常使いができます。
また、ファミリーカーとしても使い勝手がよく、特に子どもが小さいうちなら、家族全員の荷物を積み、長距離のドライブや旅行なども十分に楽しめます。

最も汎用性の高いセダン

セダンはもっともベーシックなボディタイプです。客室と荷室がそれぞれ分かれていて、基本的に4ドアなのでそれぞれの座席が独立しています。さらに静粛性や安全性について高い評価がされていることが多いのも特徴のひとつです。
足回り、シート、内装など、居住性を高める工夫が施されていることが多いので、長距離でもゆったりとドライブできます。また、仕事などで家族以外の人を乗せる場合も、窮屈な思いをさせることはありません。

ただし、車内高が低い車種が多いため、車種によっては圧迫感を感じることもあります。
セダンをおすすめするのは、家族などでの移動に加えて、ゴルフや仕事などで他人を乗せる機会の多い人です。車としてベーシックなセダンタイプなら、どんなシチュエーションにもマッチします。

ファミリーカーの王道はやはりミニバン

今やファミリーカーの代名詞といえばミニバン。乗車定員が多く、また車内も広々としているので、あらゆる場面に対応可能です。かなり大きな荷物も積み込めますし、シートアレンジによっては、家族で車中泊もできます。
ただし、当然車体サイズが大きいので、頻繁な駐停車や、細い道の通行にはストレスを感じることもあります。
例えば、車の使いみちのほとんどが、お母さん1人で、小さな子どもと近所のスーパーにいくことだった場合を考えてみましょう。
駐車のしにくさ、子どもを乗り降りさせる手間を考えると、必ずしもミニバンが正解とは言い切れません。また、後部座席まで距離があるので、子どもに何かあった場合でも、運転席から手が届かないこともあります。

ミニバンをおすすめするのは、長距離移動の機会がある人と、大人数で移動することが多い人です。やはりサイズの大きな車はゆったりと運転でき、旅行にいく際も家族全員分の荷物を十分に積み込むことができます。

街乗りもアウトドアも楽しめるSUV

SUVといえばアウトドアに向いている車というイメージかもしれません。しかし、最近は都市型SUVと呼ばれるモデルが続々と発売されています。
街乗り走行での燃費性能や都市部に溶け込むデザインを取り入れ、お洒落で使いやすい車として世界的に人気です。
もちろん、SUVとしての高い走行性能や機能性も備わっているので、日常使いからアウトドアまで幅広く活用できるのが特徴です。
ただし、悪路走行を想定した高い車高のため、小さな子どもがいる場合などは、乗り降りをやや不便に感じるかも知れません。また、車体もそれなりに大柄なので、日常使いでの取り回しにも注意が必要です。
SUVをおすすめするのは、ずばり行動派の人です。日常使いはもちろん、海に山にどんな場面でも活躍してくれます。休日に家族でアウトドアにでかけるには最高の車です。

ミニバンは〇〇向けという売り込みに惑わされない

ボディタイプには、それぞれに特徴があります。メリットもあれば、当然デメリットもあるので、車を使用する目的や場面、乗る人にあわせて選ぶことが重要です。
家族の形は家族の数だけ違うように、自分にあう車のタイプもその人それぞれで違います。特徴を理解して、自分の家族にぴったりの車を見つけてください。
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