注目車種を見逃すな!【2021年上半期】軽自動車販売台数ランキング

2021年の上半期はどのような車が売れていたのでしょうか。
今回は、2021年1月から6月までの上半期における軽自動車の販売台数ランキングを見てみましょう。
なお、ランキングのデータは、一般社団法人 全国軽自動車協会連合会が発表している軽四輪車通称名別新車販売確報をもとに作成しています。
※通称名についてはメーカーごとに同一車名のものを合算して集計しています。

軽自動車は広い室内とアウトドア志向がトレンド

2021年上半期(1月~6月)の軽自動車販売台数トップ3は、全高1,700mmを超えるスーパーハイトワゴンが占めています。 これは、2020年1年間の販売台数ランキングと同じ結果になりました。
また、トップ10の中にはクロスオーバータイプが2車種ランクイン。 流行しているキャンプやアウトドアに適し、お洒落な内外装が多くの支持を集めています。
それでは、2021年上半期の軽自動車販売台数ランキングを発表します。

第1位:ホンダ N-BOX

ホンダ N-BOXは、2011年から販売を開始した軽スーパーハイトワゴンです。 2021年上半期に販売されているのは、2017年に発売した2代目。
エンジンルームを小さくし、居住スペースを広くとっているN-BOXは、前席のみならず後席の居住性にも優れています。
バリエーションは、ベーシックなグレードとメッキパーツを使ってスタイリッシュに仕上げたカスタムをラインナップ。誰が乗っても似合う広々空間の軽自動車です。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,395mm × 1,475mm × 1,815mm(グレード:G)
  • 6ヶ月の販売台数:110,551台
  • 前年比:109.0%
  • 販売価格:1,428,900円〜(消費税込み)

第2位:スズキ スペーシア

スズキ スペーシアは、2013年から製造・販売を開始した軽スーパーハイトワゴンです。
従来のパレットに代わるモデルとして登場し、2017年に2代目へフルモデルチェンジ。 2021年上半期に販売されているのは、安全装備がより充実した2代目マイナーチェンジ後のモデルです。
バリエーションは、プレーンでベーシックなスペーシア、大型フロントグリルを採用しスタイリッシュに仕上げられたスペーシアカスタム、クロスオーバーテイストを加えたスペーシアギアの3種類。 また、環境性能に優れたマイルドハイブリッドシステムを搭載し、WLTCモード燃費22.2km/L(HYBRID G 2WD)を実現しています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,395mm × 1,475mm × 1,785mm(グレード:HYBRID G)
  • 6ヶ月の販売台数:78,698台
  • 前年比:120.5%
  • 販売価格:1,298,000円~(消費税込み)

第3位:ダイハツ タント

ダイハツ タントは、2003年から販売している軽スーパーハイトワゴンで、2021年時点で販売されているモデルは、2019年に発売した4代目です。
助手席側にピラーレスドアを採用していることが特徴で、助手席の前後ドアを開くと1,490mmという大きな間口が出現。 また、全高1,700mmを超える高さによる広い室内空間も魅力のひとつです。
バリエーションは、ベーシックなタント、スポーティーなスタイリングのタントカスタムをラインナップしています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,395mm × 1,475mm × 1,755mm(グレード:X 2WD)
  • 6ヶ月の販売台数:69,262台
  • 前年比:111.3%
  • 販売価格:1,243,000円~(消費税込み)

第4位:ダイハツ ムーヴ

ダイハツ ムーヴは、1995年から販売されているトールワゴンの軽自動車で、2021年上半期に販売されているのは2014年に発売した6代目。 頭上にゆとりがあり、トールワゴンならではの十分な室内空間が確保されています。
バリエーションは、ベーシックなムーヴとスポーティーなスタイリングのムーヴカスタムをラインナップ。 ムーヴとムーヴカスタムはヒンジドアを採用した5ドアハッチバックで、派生車種であるムーヴキャンバスは、ムーヴ史上初となるスライドドアを採用しています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,395mm × 1,475mm × 1,630mm(グレード:X)
  • 6ヶ月の販売台数:57,761台
  • 前年比:119.6%
  • 販売価格:1,133,000円~(消費税込み)

第5位:日産 ルークス

日産 ルークスは、2009年に販売を開始したスーパーハイトワゴンの軽自動車です。 2021年上半期に販売されているモデルは、2020年から販売している3代目。 広い室内空間と先進の運転支援技術「プロパイロット」を採用していることが大きな特徴です。
ラインナップは、ベーシックなルークス、シャープなスタイリングのハイウェイスター、高級感が漂うスポーティーグレードのオーテックの3種類が用意されています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,395mm × 1,475mm × 1,780mm(グレード:X 2WD)
  • 6ヶ月の販売台数:50,055台
  • 前年比:209.9%
  • 販売価格:1,415,700円~(消費税込み)

第6位:スズキ ハスラー

スズキ ハスラーは、2014年に初代が発売され大ヒットを記録し、2020年に2代目へフルモデルチェンジしたクロスオーバーSUVタイプの軽自動車です。
ハスラーの特徴は、トールワゴンの軽自動車とクロスオーバーSUVの両方の要素を持ち合わせていること。 ゆとりある頭上空間と最低地上高により、日常の買い物や送迎から、休日のアウトドアまで幅広く対応できます。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,395mm × 1,475mm × 1,680mm(グレード:ハイブリッドG)
  • 6ヶ月の販売台数:48,221台
  • 前年比:128.9%
  • 販売価格:1,280,400円~(消費税込み)

第7位:スズキ アルト

スズキ アルトは、スズキを代表するボンネットバンとして1979年に発売。以降モデルチェンジを繰り返しながら現在も販売を継続しています。 2021年上半期に販売されているモデルは、2014年に発売した8代目。
全高が1,500mm以下であるため、スーパーハイトワゴンの軽自動車と比較をすると頭上空間が狭く感じてしまいますが、日常使いで不満を感じることはありません。 そして、立体駐車場に収まる高さで、都市部であっても駐車場に悩まないという点が特筆すべきポイントです。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 4,045mm × 1,695mm × 1,505mm(グレード:S)
  • 6ヶ月の販売台数:36,359台
  • 前年比:118.9%
  • 販売価格:863,500円~(消費税込み)

第8位:ダイハツ ミラ

ダイハツ ミラは、7位にランクインしたスズキ アルトと同じく全高が低いタイプの軽自動車。 従来は「ミラ」の名で販売されていましたが、2018年からは「ミラシリーズ」として「ミライース」と「ミラトコット」が販売されています。
ミライース、ミラトコット共に全高が1,550mm以下で、機械式駐車場や立体駐車場に停めることが可能。
また、ハイブリッド機構を持たないエンジンでありながら、WLTCモード燃費25.0km/h(ミライース 2WD 全グレード)という優れた燃費性能も大きな魅力です。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,395mm × 1,475mm × 1,500mm(グレード:ミライースL 2WD)
  • 6ヶ月の販売台数:36,159台
  • 前年比:95.4%
  • 販売価格:860,200円~(消費税込み)

第9位:ダイハツ タフト

ダイハツ タフトは、ハイトワゴンとクロスオーバーSUVを掛け合わせた軽クロスオーバーモデルで、2020年から販売を開始しました。
角張ったスタイルやパーツ、樹脂の前後フェンダーアーチなどによりタフな印象を高めています。 また、フロントシート頭上には「スカイフィールトップ」という大型ガラスルーフが装備されているのも特徴です。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,395mm×1,475mm×1,630mm(グレード:Xターボ)
  • 6ヶ月の販売台数:32,191台
  • 前年比:633.8%
  • 販売価格:1,353,000円~(消費税込み)

第10位:日産 デイズ

日産 デイズは、2013年から販売を開始した軽トールワゴンで、2021年上半期に販売されているのは、2019年にフルモデルチェンジをした2代目です。
日産を象徴するVモーショングリルを取り入れたデザインにより、日産らしさをアピール。 バリエーションは、ベーシックなデイズ、スポーティーなスタイリングのハイウェイスター、専用装備で彩られたボレロの3種類です。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,395mm×1,475mm×1,640mm(グレード:S)
  • 6ヶ月の販売台数:31,558台
  • 前年比:57.1%
  • 販売価格:1,327,700円~(消費税込み)

人気が衰えない背高軽自動車!しかし今後登場する新型モデルにも要注目

軽自動車の販売台数ランキングを見てみると全高が1,700mmを超えるスーパーハイトワゴンや、全高1,600mmを超えるハイトワゴン・トールワゴンが人気です。
コンパクトカー顔負けの広い室内は、普段のお買い物や送迎だけでなく、キャンプやバーベキューといったアウトドアでも大活躍。 また、軽自動車はその扱いやすさに加え、維持費を抑えることができるため、今では家族で使うメインの車として使用している方も少なくありません。
しかし、2021年下半期以降は新型ワゴンRに加え、なんと日産と三菱の共同開発によるEV軽自動車の発売が予定されており、今後ランキングの変化から目が離せません。

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