コロナ流行後にマイカー利用率増!
マイカーで密を避けた安全な移動

新型コロナウィルス感染症の流行と緊急事態宣言の発令などにより、ここ数年で私たちの日常の移動手段は大きく変わりつつあります。通勤や買い物、旅行や帰省など、生活の中での移動という面にコロナはいったいどのような影響を与えているのでしょうか。

2021年6月に実施された「コロナ禍でのカーライフやクルマの意向に関するアンケート(J.D. パワー調べ)」によると、コロナの流行前に比べてコロナ禍の方がマイカーの利用が増えているという結果が出ています。

今回、この記事では同アンケートを元に、人々のマイカー利用方法がどう変化したのかを見ていきましょう。

コロナ流行前後で移動手段はどう変わった?

アンケートではまず、コロナ流行以前と以後とで人々が使う移動手段の利用状況がどう変化したかを調べました。
すると、遠距離移動のための列車や飛行機、高速バス、そしてレンタカーはコロナの流行前後で利用者が約半数に減っており、緊急事態宣言などの影響で利用を控えた人が多かったことがうかがえます。
一方、近距離移動のための電車やバス、タクシーはわずかに減少、そしてマイカーはわずかに増加。ステイホームの日々といっても、マイカーの出番は増えていることが分かります。

最も変わったのは「帰省」? 公共交通機関の使い方

日々の生活における公共交通機関の使い方としては、近距離での買い物や通勤、そして遠距離でのお出かけや旅行などがありますが、それぞれコロナ前後でどう変わったのでしょうか。

近距離移動は過半数が「減った」

近距離移動のための公共交通機関である電車やバス、タクシーの利用は、コロナ以前よりも「減った」が52%と過半数を占めました。

世代別に見ても、どの世代でも半数前後の人が「減った」と答えており、これまでと比べてリモートワークの増加、また、買い物はなるべく通販で済ませるといったライフスタイルの変化がうかがえます。

遠距離移動は、旅行や帰省が激減!

遠距離移動のための公共交通機関である列車(新幹線などの特急列車)、飛行機、高速バスの利用が「減った」と答えた人は全体の75%にものぼり、多くの人の足に影響があったことが分かりました。

世代別に見ると、若年層、ミドル層、プレシニア層では7割前後、シニア層では8割を超える人が「減った」と回答しています。
緊急事態宣言により県をまたぐ移動が制限され、さまざまなイベントが中止になったほか、旅行や出張、帰省などを見合わせる人も多数にのぼりました。

レンタカーとカーシェアで明暗が分かれた

マイカーを持たない人でも気軽に車が使えるサービスが、レンタカーとカーシェアです。
コロナ前と比べてレンタカーの利用が「減った」人は59%、カーシェア利用が「減った」人は35%。レンタカーは元々旅行や遠出などのお出かけに利用されることが多いため、外出自粛やステイホームによりこれを控える動きがあり、減少傾向が大きくなったものと見られます。
逆に、コロナ前と比べてレンタカーの利用が「増えた」人は18%、カーシェア利用が「増えた」人は28%となりました。
カーシェアはレンタカーに比べて買い物や家族の送り迎えなど、普段のふとした場面で使うことが多い移動手段です。不特定多数の人と接触する公共交通機関に代わり、カーシェアを利用しようという動きがあることがうかがえます。

コロナ禍でもマイカー利用は増えている!

移動手段の中でもマイカーに限って見てみると、コロナ前より利用が「増えた」が22%、「減った」が10%、「変わらない」が69%となりました。

また世代別では若い世代の約3割がマイカーの利用が増えたと答えており、若者がお出かけの際に公共交通機関ではなくマイカーを積極的に使っていることがうかがえます。

マイカー利用が「増えた」人は、密を避けて移動!

コロナ禍でマイカーの利用が増えたと答えた人のうち、もっとも多かった理由は「密を避けるため」(62%)でした。
続いて「車で買い物や用事を済ますことが増えた」(51%)、「近場での車の移動が増えた」(34%)となり、公共交通機関による密を避け、感染リスクが低い安全な移動方法としてマイカーを利用していることが分かります。

また、世代別では若い世代で「車がないと不便な場所へ行く機会が増えた」(30%)、 「気分転換のため」(22%)、 「ライフスタイルの変化」(21%)、「運転するのが楽しくなった」(20%)という回答が多く見られ、コロナ禍という閉鎖的な環境の中で車をうまく活用している様子が見てとれます。

マイカー利用が「減った」人は、ステイホームのため

以前よりマイカー利用が減ったと答えた人の主な理由は「自宅で過ごす時間が増えた」(63%)、「買い物や用事での外出の回数が減った」(56%)となり、お出かけ自体の回数が減ったため、車の出番も必然的に減ったということのようです。
2021年9月末に全国の緊急事態宣言がいったん解除されましたが、このままステイホームが徐々に解除されていけば密を避けた安全な移動手段としてマイカー利用が増えていきそうです。

気軽にマイカーを持ちたいならカーリースがおすすめ

このコロナ禍において、マイカーは利用が「減った」人よりも「増えた」人が多かった唯一の移動手段となりました。
近年は「若者のクルマ離れ」などと言われていましたが、自宅ですぐに乗り込み、他人との接触を避けて移動することが出来るマイカーは、密を避けて安全に移動できる手段として再注目されています。
また、通勤や買い物、家族の送り迎えといった日常的なマイカー利用のほか、若い世代は車を新たなライフスタイルとして取り込み、観光地を避けつつあえて不便な場所へのお出かけやドライブでの気分転換を楽しんでいるようです。
マイカーやセカンドカーを持ちたいけれどなかなかすぐには買えないという方には、カーリースの利用もオススメ。 マイカーリース「ラクのり」であれば頭金ナシ、月々定額で好きな新車に乗ることが出来ます。ラクのりを賢く使って、安全にコロナ禍を乗り越えましょう!