いま人気の車はコレだ!【2021年上半期】普通車販売台数ランキング

2021年はどのような車が売れているのでしょうか。今回は、2021年1月から6月までの上半期における普通乗用車の販売台数ランキングを見てみましょう。
なお、ランキングのデータは、一般社団法人日本自動車販売協会連合会が発表している乗用車ブランド通称名別順位をもとに作成しています。
※ランキングは軽自動車および海外ブランドを除いたものです。※ブランド通称名とは、国産メーカーの同一車名を合算したものであり、海外生産車を含みます。

2020年に引き続きトヨタが好調を維持

2021年上半期(1月~6月)における普通乗用車の販売台数は、トヨタが上位6位までを独占。 2020年にトヨタグループ全体で9,528,438台を販売し、5年振りに世界の販売台数1位を獲得した勢いをそのままに、日本国内でもユーザーから高い支持を集めていることが分かります。
また、前年比200%を超えている車種はコンパクトカーとSUVの2ジャンル。このことからも、コンパクトカーやSUVは、現在でも高い人気を維持しているといえます。
それでは、2021年上半期、普通車の販売台数ランキングを見ていきましょう。

第1位:トヨタ ヤリス

トヨタ ヤリスは、2020年2月にヴィッツからヤリスに車種名を変更して発売を開始したコンパクトカーで、日本のみならず世界各国で販売されているグローバルモデルです。
新開発のダイナミックフォースエンジンや先進の予防安全システムを5ナンバーサイズのボディに凝縮。また、派生モデルとして、全幅を拡大した3ドアスポーツモデルのGRヤリスや、クロスオーバーSUVのヤリスクロスもラインナップしています。
※販売代位数にはヤリス、GRヤリス、ヤリスクロスの販売台数が含まれます。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,940mm × 1,695mm × 1,500mm(グレード:ヤリス ハイブリッドG 2WD)
  • 6ヶ月の販売台数:119,112台
  • 前年比:247.5%
  • 販売価格:1,395,000円~(消費税込み)

第2位:トヨタ ルーミー

トヨタ ルーミーは、2016年から販売を開始した5ナンバーサイズのコンパクトトールワゴン。 コンパクトで運転がしやすいボディサイズでありながら、全高を高くとることで広い室内空間を実現しています。 また、スライドドアを採用し、狭い場所での乗り降りがしやすいのは家族連れには嬉しいポイントです。
エンジンは、1.0L直列3気筒の自然吸気とターボの2種類を用意。いずれも排気量が小さいため、維持費を安く抑えられるというメリットもあります。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,705mm × 1,670mm × 1,735mm(グレード:カスタムG-T)
  • 6ヶ月の販売台数:77,492台
  • 前年比:206.0%
  • 販売価格:1,556,500円~(消費税込み)

第3位:トヨタ アルファード

トヨタ アルファードは、トヨタを代表するLサイズの高級ミニバンで、2021年上半期に販売されているモデルは3代目です。
大型のフロントグリルと全長5mに迫るボディは存在感抜群。もちろん、Lサイズミニバンらしいゆとりのある室内空間と、高級セダン顔負けの高級感もアルファードの大きな魅力です。
バリエーションは、2.5Lと3.5Lのガソリンエンジン車と2.5Lハイブリッド車をラインナップしています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 4,945mm × 1,850mm × 1,950mm(グレード:ハイブリッドX)
  • 6ヶ月の販売台数:56,778台
  • 前年比:155.1%
  • 販売価格:3,597,000円~(消費税込み)

第4位:トヨタ カローラ

トヨタ カローラは、累計販売台数でギネス記録を樹立し、今も世界中で大人気のトヨタを代表するモデルで、これまで時代に合わせたさまざまなモデルをリリースしてきました。
現在販売されているカローラのパワートレインには、1.5Lと1.8Lの自然吸気ガソリンエンジン、1.2Lガソリンターボエンジン、1.5Lハイブリッド、1.8Lハイブリッドと幅広いバリエーションを用意。 ユーザーの使い方や好みに合わせたカローラを選ぶことができます。
なおランキングの販売台数には、ハッチバックのカローラスポーツ、セダンのカローラセダン、ステーションワゴンのカローラツーリング、5ナンバーセダンのカローラアクシオ、5ナンバーステーションワゴンのカローラフィールダー、教習車仕様が含まれています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 4,495mm × 1,745mm × 1,435mm(グレード:カローラ ハイブリッドS)
  • 6ヶ月の販売台数:53,864台
  • 前年比:94.1%
  • 販売価格:1,546,600円~(消費税込み)

第5位:トヨタ ハリアー

2020年に4代目が発売されたトヨタ ハリアーは、都会にも似合うラグジュアリークロスオーバーSUVのパイオニア。
直線と曲線を組み合わせた流麗でエレガントな外装に加え、馬の鞍をイメージしたセンターコンソールを備えた質感の高い内装。まさに、ラグジュアリークロスオーバーSUVと呼ぶのにふさわしい仕上がりです。
パワートレインのバリエーションは、ガソリンエンジン車とハイブリッド車の2種類。いずれも前輪駆動と四輪駆動が用意されています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 4,740mm × 1,855mm × 1,660mm(グレード:ハイブリッドS)
  • 6ヶ月の販売台数:48,271台
  • 前年比:350.6%
  • 販売価格:2,990,000円~(消費税込み)

第6位:トヨタ ライズ

トヨタ ライズは、2019年から発売を開始した5ナンバーサイズのコンパクトクロスオーバーSUVです。全長が4mを下回り、全幅は1.7m未満と取り回しやすいという特徴があります。
全長が短いと居住性が心配になりますが、前席後席とも膝回りに大きなゆとりを持ち、大人が座っても窮屈感がありません。
また、ラゲッジルームは必要にして十分な奥行きと幅があり、最大で369Lの容量を確保。日常の買い物や送迎はもちろん、アウトドアレジャーでも大活躍するコンパクトSUVです。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 3,995mm × 1,695mm × 1,620mm(グレード:G)
  • 6ヶ月の販売台数:47,965台
  • 前年比:82.0%
  • 販売価格:1,679,000円~(消費税込み)

第7位:日産 ノート

日産 ノートは、2020年に3代目にフルモデルチェンジしたコンパクトカー。 シャープなフロントまわりや横一文字のリアライトなど、上質感のある内外装のデザインにより、上品なコンパクトカーに仕上がっています。
パワートレインは、1.2Lの発電用エンジンに駆動用電気モーターを組み合わせた「e-POWER」を採用。バリエーションは、前輪駆動の「S」、「F」、「X」、「オーテック」に加え、四輪駆動車の「S FOUR」、「X FOUR」、「オーテックFOUR」をラインナップしています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 4,045mm × 1,695mm × 1,505mm(グレード:S)
  • 6ヶ月の販売台数:46,879台
  • 前年比:112.4%
  • 販売価格:2,029,500円~(消費税込み)

第8位:トヨタ ヴォクシー

トヨタ ヴォクシーは、5ナンバー枠の扱いやすいサイズに3列シートを備えた大人気ミニバン。 グレードによって、5ナンバー登録になるモデルと、エアロパーツにより3ナンバー登録になるモデルがあります。ただし、登録区分は違っても室内の広さに違いはありません。
ヴォクシーは、姉妹車のノアやエスクァイアと比較するとシャープでスタイリッシュなデザインが特徴です。ラインナップされるパワートレインは、ガソリンエンジン車、ハイブリッド車の2種類。
また、ガソリン車にはスポーティーなGRスポーツも用意されています。なお、2020年からは、3ナンバー登録となるZSのみのラインナップになりました。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 4,710mm × 1,735mm × 1,825mm(グレード:ハイブリッドZS)
  • 6ヶ月の販売台数:41,101台
  • 前年比:121.5%
  • 販売価格:2,813,800円~(消費税込み)

第9位:ホンダ フリード

ホンダ フリードは、3列シートを備えながら5ナンバーサイズかつ全長4.5m以下に抑えられたコンパクトミニバン。 扱いやすいボディサイズとリアのスライドドアにより、狭い場所での運転がしやすく、左右の幅が限られた駐車場での乗り降りがしやすいモデルです。
2021年上半期に販売されているモデルは2代目で、ベーシックなモデルからクロスオーバータイプやスポーティーなモデューロXまで、幅広いバリエーションを展開しています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 4,265mm × 1,695mm × 1,735mm(グレード:ハイブリッドG Honda SENSING 4WD)
  • 6ヶ月の販売台数:35,551台
  • 前年比:91.5%
  • 販売価格:1,997,600円~(消費税込み)

第10位:トヨタ シエンタ

トヨタ シエンタは、スライドドアを採用した5ナンバーサイズのコンパクトミニバンです。
2021年上半期に販売されているモデルは、2015年から発売されている2代目。流れるようなスタイリングと扱いやすいサイズで、老若男女問わず安定した人気を維持しています。 「Fun & Active」をコンセプトとしたエクステリアデザイン、後席に向かっていくほど高くなる乗車位置(シアターレイアウト)を採用していることにより、後席からの視界も良好です。
パワートレインは、ガソリンエンジン車とハイブリッド車の2種類。また、3列シートだけでなく、2列シートのFUNBASE(ファンベース)や車いす仕様車も用意されています。

スペックや販売台数など
  • 全長×全幅×全高 = 4,260mm × 1,695mm × 1,675mm(グレード:ハイブリッドG)
  • 6ヶ月の販売台数:33,753台
  • 前年比:84.0%
  • 販売価格:1,818,500円~(消費税込み)

燃費と利便性を両立したモデルが人気!今後のランキングも目が離せない!

2021年上半期の販売台数ランキングを見てみると、ハイブリッドカーやダウンサイジングターボエンジンを搭載した燃費の優れたモデルや広い室内を持ち使い勝手に優れたモデルが多くなっています。
2021年はトヨタ 新型ランドクルーザーやホンダ 新型ヴェゼル、トヨタ 新型アクアが発売され、今後の販売台数ランキングにどう食い込んでくるのか注目です。

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