普通車の税金をシミュレーション!
コンパクトカーの税負担は7年間で総額30万円超え!

自動車には購入する時に掛かる税金と、またその後維持していくにも税金がかかります。
その税の種類や税額は普通車と軽自動車で異なりますが、今回は「普通車」にかかる3つの税金の解説に加え、5年所有した場合と7年所有した場合の支払い総額についてもシミュレーションしていきます。

普通車にかかる税金ってどんなもの?

普通車を所有する上でかかる税金は、「自動車税」「自動車重量税」「環境性能割」という3つです。
この3つの税の税額は一律ではなく、排気量や重量など個々の車体ごとに金額が異なり、また払うタイミングもそれぞれ違うため、ややこしく感じる方も多いと思います。
それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

自動車税

自動車税とは、新車・中古車に関わらず1年に1度納める税金です。
その年の4月1日時点で所有している車に対して、5月中あるいは6月までに向こう1年分を前払いで納付。 また、新車や中古車を年度の途中で購入した場合、年度末までの分を月割で納付することになります。
税率は排気量が基準となり、総排気量1,000cc以下~6,000cc超まで、500cc刻みで税額が増える仕組みです。 また排気量のほか新車登録日でも金額は異なり、2019年10月1日以前と以降で2種類に分かれています。

自動車重量税

自動車重量税は、その名のとおり車の重さに応じて支払う税金です。
税金自体は年単位で発生しますが支払うタイミングは毎年ではなく、新車登録時に支払った後は車検のタイミングで納付します。 つまり普通車の新車であれば、まず購入時にまとめて向こう3年分を支払い、その後は2年ごとの車検の際に2年分をまとめて前払いで納めなければなりません。
金額は500kg(0.5t)以下~3,000kg(3.0t)以下まで、500kg(0.5t)刻みで高くなっていきます。

※自動車重量税について詳しく知りたい方はこちらもチェック!

環境性能割

環境性能割とは、それまで施行されていた自動車取得税の廃止にともなって2019年10月から新しく課された税金です。
これは新車・中古車ともに購入時に1度だけかかる税金で、最初の自動車税に上乗せする形で納付。 税率はその車種の環境性能に応じて定められており、国の定める燃費基準を満たしているか、あるいは何パーセント達成しているかによって変わります。
その範囲は非課税~その車の取得価額の3%までとなっていますが、2021年12月末までは暫定的にすべての税率から1%軽減する措置が取られています。

新車購入から5年、7年でかかる税金は総額いくら?

さて、普通車にかかる3つの税金をご説明しましたが、実際に車を購入した場合に一体いくらくらいかかるのでしょうか。
そこで「2021年4月1日に新車のコンパクトカーを購入した」と仮定して、購入から丸5年経った時点と丸7年経った時点で税金の総額はいくらになるのか、シミュレーションしてみましょう。
なお、購入するコンパクトカーはガソリン車で、重量1,100kg、排気量1,400cc、取得価額200万円、燃費は22km/Lとして計算します。(エコカー減税は含めず)

購入から5年後の税金の総額

自動車税

排気量1,400ccは「排気量1,001cc~1,500cc以下」となり、また「2019年10月1日以降に新車登録」に当てはまるので、年額は30,500円となります。
また、今回は4月1日時点で所有している想定なので、翌月5月に初年度分の年額をまるまる納めます。その後は毎年払い、年額30,500円×5年で152,500円となります。

自動車重量税

重量1,100kgは「1,001kg~1,500kg以下」に当てはまり、年額は12,300円です。 購入時には初回の車検までの3年間分の36,900円を払います。
その後は3年目と5年目の車検のタイミングで向こう2年分を支払うため、年額12,300円×2年分×車検2回=49,200円、購入時と合計すると86,100円になります。

環境性能割

燃費22km/Lは「2020年度燃費基準(約21.8km/L)達成かつ2030年度燃費基準60%(約16.03km/L)達成」を満たしており、税率は取得価額×2%が適用されます。 ただし、2021年12月31日までの1%軽減措置がありますから、2%から1%が引かれます。
そのため、取得価額200万円×1%で20,000円となります。

購入~5年間の総額

購入~5年間でかかる税金の総額は、258,600円となりました。
(自動車税152,500円+自動車重量税86,100円+環境性能割20,000円=258,600円)

購入から7年後の税金の総額

自動車税

年額30,500円×7年で213,500円となります。

自動車重量税

購入時に3年分の36,900円、そして3年、5年、7年の車検時期にそれぞれ向こう2年分を支払うため、 年額12,300円×2年分×車検3回=73,800円、合計で110,700円となります。

環境性能割

5年のシミュレーションと同じく、購入時に20,000円払います。

購入~7年間の総額

購入~7年間でかかる税金の総額は、344,200円となりました。
(自動車税213,500円+自動車重量税110,700円+環境性能割20,000円=344,200円)

13年以上経った車はもっと税金がかかる!?

さて、普通車にかかる税金の支払いシミュレーションでは5年で258,600円、7年で344,200円となかなかの額にのぼりました。
しかし、実は新車登録から13年以上経過すると「重課」といって、さらに税負担が重くなります。

自動車税の重課

自動車税では、新車登録から13年を超えた普通車は約15%の重課(値上がり)となっています。
たとえば排気量1,001cc~1,500cc以下の普通車では2019年10月1日以降の新車登録だと30,500円、2019年9月30日以前だと34,500円ですが、 新車登録から13年を超えていると約39,600円と、新車登録から時間が経っている自動車ほど高くなります。

自動車重量税の重課

自動車重量税では「13年超」と「18年超」と2段階の重課が設定されていて、 それぞれ約40%と約54%という大きな値上げとなっています。
たとえば重量1,001kg~1,500kg以下の普通車では、新車登録から13年未満は24,600円ですが、 13年超~18年未満は34,200円、さらに18年超は37,800円と大幅に高くなります。

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