コラム

長崎市の南方に張り出している野母崎半島は、さまざまな景観が楽しめる長崎県有数のドライブスポットです。
海沿いの道は走っているだけでも気持ちがいいですし、絶景スポットが各所に点在しています。 その中でもイチオシは、世界遺産にもなった軍艦島（端島）を正面に臨む、野母崎総合運動公園。園内には1,000万本もの水仙が植えられており、水仙の花が咲き乱れる12月～1月にかけての、水仙越しに見る軍艦島もまた趣があります。
この他にも、半島先端には別の展望台があったり、半島南側の樺島にも陸続きで渡れたりと、近隣でお気に入りスポットを探してみるのもいいでしょう。
長崎市の中心から国道499号線を南下するだけなので、ドライブ初心者の方でも迷わず安心です。

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西海橋は西海市と佐世保市を結ぶアーチ橋で、海の上にかかる新旧2本の並んだアーチ橋の眺めが絶景です。 ただし、橋の上には車を停車させられる場所はないので、ぜひ西海橋公園に立ち寄ることをおすすめします。 西海橋のかかる海は、うず潮が見られることでも有名で、園内各所の展望台から見られるほか、ハイライトは新西海橋に設置してある遊歩道からの眺め。 歩道中央部に真下の海が見下ろせるガラス窓が設置されているので一見の価値があります。
この他にも西海橋公園にはアスレチックやローラーすべり台、ソリで一気に滑り降りるゲレンデと、子どもだけでなく大人も楽しめるアクティビティが満載です。 近隣には食事の出来るお店もあるので、丸一日西海橋周辺で遊ぶこともできます。行き方も分かりやすく、長崎市から国道206号線を1時間ほど北上するだけです。

長崎県でドライブとなると、絶対に外せないのが九十九島エリアです。
大小208の島からなる九十九島エリアには、遊覧船やシーカヤックなど海沿いを中心にさまざまなアクティビティがあります。 しかしせっかくのドライブなら、まずは山に登ることをおすすめ。 九十九島は多くの小さな島が点在するところが最大の特徴なので、海沿いから眺めるよりも高いところから一望した方が雄大な景色が眺められます。
ドライブに来たのだから、余り歩きたくないという方もご安心ください。いくつかある展望台のうち、船越展望所は、駐車場と展望台が直結しているので、車を降りればすぐに目の前に九十九島が広がります。
この他にも、九十九島水族館海きららに行ったり、佐世保市内を散策して佐世保バーガーを食べたりと、周辺にも楽しめるスポットが盛り沢山。
船越展望所は、佐世保中央ICを出て、SSKバイパスを西に進み、水族館のある交差点を左折した先にあります。

海沿いドライブを満喫するなら、平戸エリアもおすすめです。
ゴールデンゲートブリッジを思わせる真っ赤な吊橋、平戸大橋を渡れば平戸島に到着です。 平戸島内は、海沿いの道や、自然豊かな林の中を抜ける道など、道中の景色も変化に富んでいます。
まず向かってもらいたいのが、平戸島からさらに生月大橋を通って渡る生月島の北端にある大バエ灯台。100mもの断崖絶壁に立つ灯台からの眺めは圧巻の一言で、360度パノラマの景観を楽しめます。 水平線に沈む夕日を狙って夕暮れ時に行くのもおすすめです。
また、名前を聞くだけで車を走らせたくなる「生月サンセットウェイ」という、海沿いの道路など、道中、目的地共に景観を楽しめるスポットがたくさんあるので、ぜひ寄り道しながら楽しんでください。
大バエ灯台への行き方は、佐々ICを下りた後そのまま直進して、北上し、平戸大橋を渡ります。平戸島内の国道383号線を進むと、県道19号線に入る交差点があるので、右折し、後は道なりに進めば、生月島に到着です。

長崎のおでかけスポットとして最後に紹介するのは、稲佐山です。
古くから神戸、函館と並んで日本三大夜景の一つに数えられ、デートスポットとしてカップルに人気の稲佐山。 噴水や大きな広場、猿山まであるので、子どもを昼間に連れて行っても十分に楽しめます。
山頂展望台そばの駐車場まで車で直接登ることもできますが、麓に駐車して、ロープウェイの利用がおすすめです。 山頂まで繋がっているロープウェイとスロープカーは、どちらも全面ガラス張りで、昼夜問わず最高の眺めを楽しめます。
標高333mと決して高くはない標高の山にも関わらず、世界新三大夜景都市に選ばれたのは長崎市独特のすり鉢上の地形が関係しています。 平面だけではなく、斜面にも光が点在し光が立体的に折り重なるため、平野に広がる夜景とはひと味違う夜景が楽しめます。

今回は、長崎県のおでかけドライブスポットをご紹介してきました。
長崎は複雑な海岸線や、数々島で構成されているので、道路の形状もさまざま。運転していても飽きがこず、どこまででもドライブできる気分になれます。
ここでご紹介している以外にもたくさんのドライブコースがありますし、あえて目的地を決めずに車を走らせて、あまり知られていない絶景スポットを見つけるという楽しみ方もたまにはいいかも知れませんね。