コラム

2021年5月時点で販売されているスズキ車の中で最も燃費が良い車種は、どのモデルなのでしょうか。早速ランキングを見ていきましょう。

世界の軽自動車のスタンダードと言っても過言ではない、アルトが堂々の低燃費ランキング1位となりました。
無駄を省いて機能美を追求したインテリアは、シンプルだからこそ飽きのこないデザイン。 デザインコンセプトが機能美と言うだけあって、外観からは想像もできないほどあらゆるところに便利な収納スペースが確保され、使い勝手も抜群です。
さらに、各種センサーを利用した先進の安全装備がしっかりと搭載されているので、乗る人を選ばない、幅広い年齢層から愛される車に仕上がっています。

ラパンは、その愛らしいルックスとコンパクトさから、女性に人気の高いハッチバック軽自動車。 室内の空気環境を整える機能を持ったエアコンや高機能なUVカットガラス、さらに、シートヒーター、後席足元ヒーターなど、女性に嬉しい装備が満載されています。
また、外観は全体に丸みを帯びた可愛らしいデザインとなっていて、ホイールデザインにも花柄を採用するという徹底ぶりです。

ワゴンRは、初代が1993年に登場すると若者を中心に人気を集め、大ヒットを記録した軽トールワゴンのパイオニア的車種です。
現行型は3種のフロントマスクが用意され、可愛い車に乗りたい女性からカッコいい車が好きな男性まで幅広いニーズに対応。 高すぎない全高は、普通車から乗り換えても違和感なく運転でき、多くの方にマッチするオールマイティな軽自動車です。
もちろん、充実した装備も魅力で、全方位モニターや先進の安全装備に加え、軽自動車で初となるヘッドアップモニターも搭載されています。

ハスラーは、武骨で遊び心のある特徴的なデザインを持つ、大人気の軽クロスオーバーSUVです。 普通車に引けを取らない居住空間や快適性、安全性を実現したのは、軽自動車を作り込んできたスズキのノウハウがあったからこそと言えるでしょう。
特にアウトドアで重要視される収納は、多彩なシートアレンジで大物を積み込むことが可能。 また、シートやパネルのちょっとした隙間にも効率よく小物が置けるようになっていたり、 ラゲッジスペースは汚れを拭き取りやすい素材になっていたりと、普段使いからアウトドアまで使い勝手良く仕上がっています。

軽自動車が上位を独占する中、普通車で低燃費トップとなったのはスイフトです。
低燃費の車というと、走行性能が犠牲にされることも多いですが、その点スイフトは「走る・曲がる・止まる」という車としての基本性能がしっかり作り込まれ、スポーティな走りを楽しめます。
まさにコンセプトを反映した運転席は、クロノグラフ時計のようなメーター類はカッコ良さと視認性を両立し、ステアリングにはマニュアルモード搭載のパドルシフトを装備。 座るだけでワクワクできる、まさにコックピットと呼ぶにふさわしいデザインです。

2013年に登場した軽スーパーハイトワゴンのスペーシアは、現在2代目のモデルが販売されています。
スーパーハイトワゴンとは、トールワゴンより一回り背の高い、1,700mm以上の全高を持ち、その高さを活かした余裕のある車内空間が特徴です。 子どもなら立ったまま移動できる1,410mmもの高さが確保されている、ゆとりのある室内空間はファミリー層を中心に支持されています。
シートアレンジも多彩で、リアシートが倒れて後部の収納スペースが広がるのはもちろん、さらに奥行きが必要な際は助手席も倒せたり、フルフラットにして車中泊を楽しんだりと、さまざまな使い方が可能です。

イグニスは、クロスオーバーSUV型のコンパクトカー。軽自動車という制約の中で開発を続けてきたスズキのノウハウは、普通車サイズのコンパクトカーにも存分に活かされています。
コンパクトカーと呼ばれるサイズながら、室内空間はしっかり確保。ラゲッジスペースは、5名乗車の状態でゴルフバッグも積めるほどの広さがあり、使い勝手は良好です。
さらに、汚れを拭き取りやすい防汚素材を随所に使用し、4WDモデルも用意されているので、SUVとして本格的なアウトドアも存分に楽しめます。

普通車規格のコンパクトトールワゴンであるソリオ。2020年に登場した現行モデルは、よりファミリー層を意識して、後席の居住性の向上、ラゲッジスペースの拡大、安全装備の充実が図られました。
特に後席のシートは、左右それぞれにスライドとリクライニング機能が付き、アームレストまで装備。 さらに、左右それぞれにドリンクや小物が置けるパーソナルテーブルまで用意されていて、装備だけ聞くとまるでショーファードリブン（お抱え運転手が運転する後席にオーナーが座る前提の高級車）のようです。
もちろん高級車ほどではありませんが、コンパクトカーで犠牲になりがちな後席の快適性が確保され、家族揃って移動することの多いファミリー層にとっては嬉しいポイントでしょう。

クロスビーは、コンパクトクロスオーバーSUV。軽自動車のイメージの強いスズキですが、ジムニーやエスクードなどクロスカントリー車も長く開発してきています。 コンパクトSUVは、まさにスズキのノウハウの集大成とも言えるジャンルなのです。
車体下部やフェンダーアーチのプロテクターは、オフロード使用を意識したSUVらしさを持ちつつ、全体としては丸みのあるデザインで街中でも違和感なく溶け込みます。
前席のシートヒーターや後席の左右独立したスライドとリクライニング機構など、快適性もしっかり考慮されており、普段使いとしても満足度の高い一台です。

燃費ランキングに滑り込みでランクインしたのは、なんとオフロード四輪駆動車のジムニー。ジムニーは、軽クロスカントリー車として長年根強い人気を集めていて、中古車でも値崩れしにくい車のひとつです。
4代目となる2018年に登場した現行モデルは、四角く直線的な外観や、強靭なラダーフレーム構造を踏襲。さらに数々の先進の安全装備を搭載し、アウトドアに向かう道中や普段使いの安全性がより高まっています。
内外装共にシンプルで機能美を追求したデザインは、万人受けする車とは言い切れませんが、アウトドア好きにとっては、楽しみを何倍にもしてくれる相棒のような車です。

今回の燃費ランキングでは、上位4位までを軽自動車が占め、スズキの特徴を表した結果となりました。また、全体としてコンパクトなのに車内空間を最大限確保した車種が多かったのが印象的です。
これまで、軽自動車を主軸にコンパクトカーを作り続けてきたスズキのノウハウが、低燃費車全盛の現代において最大限発揮されています。 燃費性能と実用性に優れた車を探しているという方は、スズキの車を購入候補に加えてみてはいかがでしょうか。

＼掲載10車種ももちろん選べる／