ディーラー?銀行?自社?
自動車ローンそれぞれの金利相場と特徴を解説

車は決して安い買い物ではなくローンでの購入が一般的です。しかし、自動車ローンには当然のことながら金利が掛かります。自動車ローンは購入金額が大きく数年単位で払い続けるため、金利の負担は決して小さくありません。
そこで、マイカーの購入に利用されるローンの種類や金利相場、皆さんの目的に合ったローンの見分け方について解説していきます。

自動車ローンにはどのようなものがある?

車の購入に使えるローンは大きく分けて3種類あります。

  • ディーラーや中古車販売店で扱う信販ローン
  • 金融機関のマイカーローン
  • 販売店の自社ローン

上記のローンはそれぞれ扱う会社が違うためその特徴も大きく異なります。各ローンの特徴やメリット、デメリットを理解することで、さらに自分に合ったローンを選びやすくなるのです。
それでは各ローンの特徴やメリット、デメリットについて説明していきます。

信販ローン

ディーラーや中古車販売店と信販会社が提携しているのが「信販ローン」。
信販ローンは審査が早いことがメリットです。信販会社は信用情報の取得が早いため返答が早く、早ければ商談中、遅くとも数日中に審査結果がわかります。
また審査に必要な提出書類はディーラーや中古車販売店が作成してくれるため、手間がかかりません。
一方、デメリットと言えるのは金利がやや高めであること。特別な優待キャンペーンを除き、通常4%〜8%に設定されています。
加えて、信販ローンで車を購入した場合はローンが払い終わるまで自分の車になりません。 車検証の所有者の欄にはあなたではなく、販売店か信販会社の名前と住所が記載されています。 つまり、ローンが払い終わるまでは例え使用者があなたの名前になっていても、自由に売却したり譲渡したりすることができないのです。

マイカーローン

都市銀行や地方銀行、さらに農協などの金融機関で取り扱っているのが「マイカーローン」です。
マイカーローンのメリットは、信販系ローンに比べると金利の相場が2%〜3%と低めなこと。また銀行によって違いはありますが、キャンペーンや給与振込、年金振込などで金利が優遇されます。
さらに車の購入以外にも融資金を使用できるため、車の購入費だけでなくアフターパーツや関連商品の購入など比較的自由に使えることも大きな魅力です。
しかしマイカーローンは審査の際、源泉徴収票や所得証明書などの収入がわかる公的な書類を自分で用意しなければなりません。
信販系ディーラーローンよりも手間と審査に要する時間がかかるため、借入を急ぐ人には不向きなローンです。

自社ローン

販売店が独自に扱うローンを「自社ローン」と言います。 大きな特徴としては、自社が取り扱うローンのため信販系やマイカーローンのように厳しい審査が行われないことです。(※審査基準は販売店によって異なる)
そのためローンに通らない人や学生、主婦など定職がない人でも比較的利用しやすいローンです。
また外部の金融機関を通さない自社ローンでは、販売店が貸金業の資格を取得していない限り事実上“金利”は存在しません。
金利が掛からないと聞くとお得に感じるかもしれませんが、実際は販売価格に10%~20%の手数料が上乗せされています。 つまり、信販ローンや金融機関のマイカーローンよりも総支払額が割高。さらに支払回数は12ヶ月や24ヶ月と短いため、負担は決して小さくありません。

自分の目的に合った自動車ローンの選び方

ローンは自動車を購入後、数年をかけて返済するため自分の目的に合ったものを選択しなければ、毎月の返済が大きな負担となる恐れがあります。 それぞれのローンの特徴やメリット、デメリットについて知れば、自分に合ったローンを選びやすくなり、より快適なカーライフにつながるでしょう。
それでは、目的に合ったローンの選び方のポイントを抑えていきましょう。

とにかく金利を抑えたい場合

「時間がかかっても安い金利で抑えたい!」「返済の負担を少しでも抑えたい」という人には、銀行のマイカーローンがおすすめです。
銀行ローンは審査基準のハードルが高く時間もかかります。また、源泉徴収票や見積書などいくつかの書類を提出する必要があるため、銀行に行く時間を事前に確保しなければなりません。
しかし、これらの条件をクリアできれば、金利はどのローンよりも安く抑えることができる可能性があります。また「銀行ローンを使いたいけれど自動車は早く欲しい」という人は、事前に仮審査をしておくことで時間を短縮することができます。
信販ローンの金利は低くても3%程度、高いものになると8%台とやや割高です。 しかし銀行ローンは元々が低めの設定となっていることに加え、キャンペーン期間や給与振込などの特典に該当する場合は金利が2%以下にまで優遇して貰える可能性があります。

購入までの時間を短くしたい場合

銀行ローンは金利が低い面では魅力的ですが、早くても1週間程度の時間がかかることがあります。そのため「自動車を少しでも早く購入したい!」という人にとって銀行ローンは不向きなローンです。
一方、信販ローンは審査の申し込みを行い、早ければ30分程度で結果がわかります。購入までの時間を少しでも抑えたい人は販売店で信販ローンの利用を相談しましょう。

ローンに通るか不安な場合

過去にいわゆる金融事故の経験がある方や学生や主婦など安定した収入が無い場合、各種ローンの審査に通らないことがあります。 しかし審査基準は信販会社や金融機関により異なるため、まずは審査を申し込みましょう。数件申し込みをしたからといって審査が不利になることはありません。
それでも審査に通らず、どうしても車を購入したいのなら支払総額や月々の負担が大きくなりすぎないよう注意し、販売店での自社ローンを検討しましょう。

購入することに拘らずカーリースという選択肢もあり!

車はローンで購入するというのが一般的になっていますが、近年では月々一定の支払いで気軽に車を手にすることができるカーリースが注目を集めています。
カーリースは基本的に頭金が不要で、月々決まったリース料を支払えば一定期間マイカー感覚で車に乗ることが可能。 さらに税金やメンテナンス費用が月々の支払いに含まれ、家計の管理がしやすいのも大きなメリットです。
カーリースは自動車ローンと同様に審査はありますが、ネットから24時間365日申し込みができるリース会社も多く気軽に申し込みができます。
購入に掛かる手間を掛けたくない、車を持つのにあまり難しいことを考えたくないという人は、カーリースの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

しっかり比較し自分に合った支払方法を見つけよう

自動車ローンは金利の低い金融機関のローン、審査の早い信販ローン、そして販売店と直接契約のできる自社ローンがあり、それぞれメリットとデメリットがあります。
月々のローン返済は車を維持していくうえで大きな負担です。自分にとってメリットが大きなローンはどれなのかをよく比較し、 購入に拘らない方法としてカーリースも選択肢に含め、何が最適なのかを慎重に検討しましょう。