カーリースに走行距離制限がある理由
好きな新車を選んで自分の車のように乗れるカーリースですが、なぜその走行距離に制限があるのでしょうか。
その理由としては、一般的なカーリースの多くが採用する「残価設定」が挙げられます。残価とはリース期間終了後の車の価値のこと。走行距離がかさめば当然車の価値が下がってしまいます。
リース会社が売却益を確保するため、残価設定型のプランでは走行距離を月間1,000~2,000kmに定めていることがほとんどとなっています。
もし走行距離を超過したらどうなる?
月間の走行距離制限はリース契約時に設定されるものですが、リース期間が終了して車を返却する際、合計の走行距離をオーバーしてしまうこともあります。
その際の対応はリース会社によって異なりますが、オーバーした距離に応じて追加料金を計算し、車の返却時に精算処理を行うなどして超過分を支払うのが一般的です。
ラクのりなら契約満了で走行距離制限なし!
このように多くのリース会社では走行距離制限があり、超過時は何らかの形で精算の必要があります。
しかしラクのりではリースの契約期間満了まで乗ると走行距離無制限となり、基本の月間走行距離である2,000kmを超えても精算の必要なく安心です!
ただし中途解約をした場合には、超過距離1kmにつき8円の超過精算金が発生します。
「年間平均1万km」は本当?みんなのカーライフの実態
国土交通省が2004年に行った自動車の使用実態調査によると、日本の自家用乗用車での年間平均走行距離は10,575kmとなっています。
自動車業界ではこの調査結果を元に、年間平均走行距離を約8,000km~12,000kmと想定して様々な商品やサービスを開発しています。
たとえば車本体はもちろん、タイヤやオイルなどの消耗品の多くはこの目安を基準として作られているのです。
しかし、これまであまり車に乗ってこなかった方にはピンと来ないかもしれません。そこで、多くの人が毎月どの程度車に乗っているのか、もう少し具体的に見ていきましょう。
最新の調査では、年間平均7,000km以下という結果に
ソニー損保が男女1,000名のドライバーを対象に行った最新のアンケート調査(「2018年全国カーライフ実態調査」)によると、年間の平均走行距離は6,361kmという結果が出ました。
これだけでも「年間平均1万km」をかなり下回っていますが、走行距離別の内訳をみると、最も多かったのが年間3,000km~5,000km(近所の買い物などがメイン)で全体の29.2%です。
一方、年間9,000km~11,000km(通勤・通学で片道1時間くらい)乗る人は全体の13.7%にとどまっています。
仮に年間走行距離を6,000kmとすると、月平均500kmという計算になります。
このことから、一般的な乗り方をしている人であれば、月間1,000kmを超えにくいと言えるでしょう。
具体的に、月間1,000kmってどんな生活?
多くのリース会社で設定されている月間の走行距離制限1,000kmとは、具体的にはどのような生活なのでしょうか。例を挙げて想定してみましょう。
たとえば車通勤で会社と自宅の片道距離を15kmとし、月に20日間通うとすると600kmになります。
そして週末は買い物で近所のショッピングモールまで片道5km、月8回行くとして80km。また隣県の実家へ月に2回帰省するとして、片道50kmとすると200km。
これらを合計すると880kmとなり、それでも月間の走行距離は1,000kmを下回ります。
なお、ラクのりなら基本の月間走行距離は2,000kmなので車通勤ユーザーも安心です。
走行距離を気にしないプランもあるけど、本当にお得?
上記で見てきたように、ヘビーユーザーでなければ月間走行距離が1,000kmを超えることはあまりありません。
しかし、そうは言っても走行距離制限と聞くとつい乗るたびに気にしてしまうもの。
また転職や結婚などのライフスタイルの変化や、車があることで旅行の回数が増えるなど、やはり距離を気にせず乗れる方が便利だと感じる方もいるでしょう。
そんな方のために、カーリースの中には走行距離を無制限にできるプランが存在します。ただ、注意点もありますのでプランは慎重に選びましょう。
走行距離無制限オプションは要注意
カーリースの中には、通常契約の料金にいくらかプラスすることで走行距離を無制限にできるプランもあります。
そのオプション料金を仮に月500円として、1年間で6,000円、7年契約だと合計42,000円が上乗せされます。
ここで注意したいのは、月間の走行距離制限といっても月ごとに精算するわけではなく、期間満了までの合計ということ。
数年間のリース期間のうち遠出や旅行で制限距離を超えた月が何ヶ月かあったとしても、逆にあまり乗らない月があれば相殺されて、合計では制限距離以内となる可能性もあるのです。
また、たとえ制限距離を超えてしまったとしても、超過1kmあたり5円で精算した場合、7年契約で上記のオプション金額と同じ42,000円を払うのは毎月100km超過し続けた時です。
このオプション金額を安いととるか高いととるか、事前に大体の走行距離を把握し、慎重に判断するとよいでしょう。
契約満了で自分の車になるラクのりがお得な理由
その点ラクのりでは月間走行距離2,000kmの制限はあるものの、それはあくまで中途解約した場合です。契約期間満了まで普通に乗り続けるだけで走行距離は無制限となり、超過していても精算する必要はありません。
さらに、7年契約の場合は契約期間満了後にキャッシュバックを受け取って返却するか、自分の車にするか選ぶことができます。自分の車にした場合は、その後売却するのももちろん自由。
もし走行距離が少なければ売却の際の査定額も期待でき、お得に次の車への乗り換えができます。
距離を気にせずお得に乗りたいなら「ラクのり」がおすすめ
今回は、カーリースの走行距離制限についてさまざまな角度から解説しました。走行距離は車の価値に直結する要素であり返却後の残価に大きく関わってくるため、ほとんどのリース会社では走行距離がかさまないよう制限を設けています。
日々の買い物や街乗りであれば月に1,000kmも走らないことがほとんどですが、そうは言っても走行距離を気にせず乗りたいもの。
超過の場合は精算したり、オプション料金を払って距離無制限にできるプランも存在しますが、距離を気にせずお得に乗りたい場合はラクのりのカーリースがおすすめ。
契約満了後はマイカーにするもよし、キャッシュバックを受け取るもよし、ご自身のカーライフに合わせてお好きな乗り方を選びましょう。