後悔しないファミリーカーの選び方
ファミリーカーとはどのような車のことを指しているのでしょうか?
ずばりファミリーカーとは「家族みんなで乗れて快適に移動できる車」です。家族と言っても2人、4人、6人など、さまざまな家族の形があります。
ファミリーカーを選ぶときは座席の数、ラゲッジルームの広さとシートアレンジ、ドアの形状と開口部などに注目すると良いでしょう。
ファミリーカーを選ぶときのポイント
座席の数 | ・家族の人数分以上の座席数があるか ・家族に加えて親戚などを乗せることがあるか(ある場合は3列シートがおすすめ) |
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ラゲッジルームの広さとアレンジ | ・ラゲッジルームの横幅・奥行きはどのくらいか ・床下収納はあるか(動きやすいものや傘などを入れておくのに便利) ・リアシートの背もたれを倒してラゲッジスペースのアレンジができるか ・シートを倒した時にフラットな荷室になるか |
ドアの形状と開口部 | ・ヒンジドアなのかスライドドアなのか ・ヒンジドアの場合、90度近くまで開くか ・スライドドアの場合、開口部の幅が乗り降りに十分か |
上記のポイントに注目し家族構成や使用用途に合わせて選ぶことで、買ってよかったと思えるファミリーカーに出会いやすくなります。
ファミリーカーの定番になりつつあるSUV
ファミリーカーの定番となりつつあるのがSUVです。SUVはスポーツ・ユーティリティ・ビークル(Sport Utility Vehicle)の頭文字で「スポーツ用多目的車」と訳されます。
余裕のある最低地上高と4WDによる走破性を持ち合わせている車種が多く、もともとは使いやすさよりも実用性が重視されるジャンルでした。
しかし高めの着座位置により見晴らしが良く運転のしやすさも兼ね備えていること、さらに3列シートを備えた車種や取り回しの良いコンパクトな車種も増えたことにより、ファミリーカーとして注目されています。
メインでも使える軽自動車
コンパクトなサイズが特徴の軽自動車ですが、大人4人がゆとりを持って乗れる車種が増え、維持費の安さや運転のしやすさも相まって人気のファミリーカーです。
現在ファミリーカーとして高い人気を誇るのは、全高1,700mmを超えスーパーハイトワゴンと呼ばれる背の高いモデル。頭上スペースが広く子どもが立って着替えられるほどの広さを誇ります。
またエンジンルームを極力小さくすることで前席と後席のあいだも十分なスペースを確保。乗車定員が4人と限られていますが、家族の人数や用途がマッチすれば維持しやすく使いやすいファミリーカーです。
2列と3列の2タイプが選べる5ナンバーミニバン
日本の道路事情に合う大きさのファミリーカーと言えば、やはり5ナンバーサイズ。5ナンバーと呼ばれる小型自動車の規格は全長4.7m、全幅1.7m、全高2.0m以下、ガソリン車の場合は総排気量2,000cc以内。
この規格内に収まるミニバンには、最大5名乗車の2列シートと最大8名乗車の3列シートの2種類があります。
2列シートは車体がコンパクトなモデルが多く取り回しのしやすいことに加え、室内のレイアウトも2列に割り切ったことで荷物をたっぷり載せることが可能です。
対して3列シートのミニバンは5ナンバー枠いっぱいのボディサイズである分、室内の空間は広々。最大8名まで乗れるモデルもあります。5人以下の家族なら普段3列目を格納しておく(または折りたたむ)ことで、広大なラゲッジスペースを確保できます。
もちろん、親せきや友人など大人数を乗せるときは3列目を座席として使えるので、あらゆる場面でマルチに使えるファミリーカーです。
おすすめファミリーカー5選
ここからはファミリーカーとしておすすめしたい軽自動車、SUV、ミニバンの人気車種をピックアップ。ぜひ車選びの参考にしてみてください。
ファミリーカーにおすすめ軽自動車:ホンダ N-BOX
ファミリーカーにおすすめしたい軽自動車はホンダ N-BOX。N-BOXはエンジンルームを極力小さくし、軽自動車とは思えないほど余裕のある室内空間が大きな魅力です。 前席と後席の前後空間にゆとりがあるため、リアシートで大人が足を組むことや子どもが立って着替えることもできるほど余裕たっぷり。 さらに跳ね上げやフルフラットにできる多彩なリアシートのアレンジで大きな荷物を積むことも可能です。安全面では予防安全システム「Honda SENSING」を備え、家族の安全をしっかり守ることもできます。
ホンダ N-BOX
- 全長×全幅×全高 = 3,395mm×1,475mm×1,790mm
- 最大乗車定員:4名
- リアシートアレンジ:分割割合5:5、フルフラット可
- リアドア:スライド
- WLTCモード燃費:21.2km/L(自然吸気 2WD Gグレード)、20.2km/L(ターボ 2WD グレードL)
- 新車価格:1,428,900円~
ファミリーカーにおすすめコンパクトSUV:トヨタ ライズ
トヨタ ライズは5ナンバーサイズのコンパクトクロスオーバーSUV。4mに満たないコンパクトな全長でありながら、リアシートの足元空間には余裕があります。
シートアレンジは背もたれを倒すことでラゲッジルームとフラットにすることができ、普段のお買い物はもちろん、大きくてかさばるアウトドア用品もたっぷり載せることができます。
エンジンは1.0Lの直列3気筒ターボエンジンを搭載し、普段使いでは十分な動力性能を確保。WLTCモード18.6km/L(2WD)という燃費性能もファミリーカー用途としてはうれしいポイントです。
トヨタ ライズ
- 全長×全幅×全高 = 3,995mm×1,695mm×1,620mm
- 最大乗車定員:5名
- リアシートアレンジ:分割割合6:4、フルフラット可
- リアドア:ヒンジ
- WLTCモード燃費:18.6km/L(2WD Zグレード)、17.4km/L(4WD Zグレード)
- 新車価格:1,679,000円~
ファミリーカーにおすすめラグジュアリーSUV:トヨタ ハリアー
ラグジュアリークロスオーバーSUVのパイオニアとして知られるトヨタ ハリアー。横長の流線型のライトデザイン、面で構成される美しいボディパネル、ソフトパッドやレザーがふんだんに使われた高級感あるインテリアが魅力的です。
シートアレンジは後席の背もたれを6:4で倒すことができます。それによりフラットなラゲッジルームを作り出すことが可能で、大きな荷物も、趣味の道具も楽に収納可能。そして最廉価グレードは2,990,000円(消費税込み)からという手が届きやすい価格も魅力です。
トヨタ ハリアー
- 全長×全幅×全高 = 4,740mm×1,855mm×1,660mm
- 最大乗車定員:5名
- リアシートアレンジ: 分割割合6:4、フルフラット可
- リアドア:ヒンジ
- WLTCモード燃費:22.3km/L(ハイブリッド 2WD Gグレード)、15.4km/L(ガソリン 2WD Gグレード)
- 新車価格:2,990,000円~
ファミリーカーにおすすめ3列シートミニバン:日産セレナ
5ナンバーミニバンの人気車種である日産 セレナ。室内は3列シートが備わり多彩なシートアレンジが可能です。また2列目シートにはロングスライド機構を採用。2列目シートを前に寄せれば、運転席から2列目に座る子どものケアをすることもできます。
最大8名での乗車ができるため、一家全員が1台の車で旅行することができるのも嬉しいポイントです。動力は、エンジンにモーターを組み合わせた「e-POWER」を採用。静かでスムーズな走りを実現し、高い環境性能をほこります。
バリエーションはベーシックなモデルからスポーティーなハイウェイスター、エレガントなAUTECHもラインナップ。幅広い種類の中から好みの一台を見つけることができるでしょう。
日産 セレナ
- 全長×全幅×全高 = 4,685mm×1,695mm×1,865mm
- 最大乗車定員:8名
- リアシートアレンジ:中央分割の跳ね上げ式(3列目)、ロングスライド機構(2列目)
- リアドア:スライド
- WLTCモード燃費:18.0km/L(e-power Xグレード)、13.2km/L(ガゾリン 2WD Xグレード)
- 新車価格:2,576,200円~
ファミリーカーにおすすめコンパクトミニバン:トヨタ ルーミー
コンパクトなミニバンとして人気のトヨタ ルーミー。ファミリーカーとしての利便性に加え、取り回しやすく見切りの良いデザインが大きな特徴です。
フロントシートとリアシートをアレンジすることで、さまざまな室内空間を作り出すことができます。リアシートの背もたれを前側に倒せばフラットで広いラゲッジスペースが出現。
またフロアボードを反転させれば防汚シートが現れ、自転車やアウトドア用品を汚れたままでも積むこともできます。コンパクトな出で立ちながら、あらゆる用途に対応した懐の深いおすすめモデルです。
トヨタ ルーミー
- 全長×全幅×全高 = 3,700mm×1,670mm×1,735mm
- 最大乗車定員:5名
- リアシートアレンジ:分割割合6:4、フルフラット可
- リアドア:スライド
- WLTCモード燃費:18.4km/L(自然吸気 2WD Xグレード)、16.8km/L(自然吸気 4WD Xグレード)
- 新車価格:1,556,500円~