軽自動車は維持費も安い!?
年間にかかる維持費を普通車と徹底比較

車が欲しい、車が必要になったというとき、何といっても気になるのは金銭面です。なるべく車にかかる費用を抑えようと、本体価格の安い軽自動車を選択肢に入れている方も多いのではないでしょうか。
ただ、車というのは購入時の価格のほか、毎月、毎年の維持費がかかるもの。軽自動車を選んだ場合、登録車(以下普通車)と比べて維持費も安くなると言われていますが、実際にはどのくらい違うものなのか気になるところです。
ここでは、軽自動車と普通車の年間にかかる維持費の違いを細かく解説し、いったいいくら違うのか見ていきます。

軽自動車の維持費が安い理由とは

車を持つと、たとえ乗らずに所有しているだけでもさまざまな維持費がかかります。ローンを組んで購入した場合は毎月のローン代、また各種税金と保険料がかかるほか、新車購入後初回は3年目、以降は2年に1回の車検もあります。 またこれに加え、走行距離や使用状況によってガソリン代、駐車場代、メンテナンス代も維持費としてかかります。なお、これらの維持費の内容は、基本的には軽自動車も普通車も同じです。
それでも軽自動車の維持費が安いのは、排気量660cc以下のもっともコンパクトな規格で、税金や保険料が安く設定されているため。さらに、燃費などの点でもコストパフォーマンスが良いからです。

軽自動車と普通車、年間維持費の内訳

軽自動車の維持費が普通車と比べて安いのは、大まかに分けて、税金や保険料などの差額と、本体価格の安さ、そしてガソリン代など消耗品費の少なさが関係しています。
たとえば税金で言うと、普通車にかかる「自動車税」に対して軽自動車には独自の「軽自動車税」が適用されますが、その金額は半分以下。他にも任意保険においても軽自動車は安い傾向にあり、車検でも数万円の差が出てきます。 また、本体価格がリーズナブルなためローンを組んだ場合の負担も軽く、コンパクトで燃費の良い車体は、ガソリン代やオイル交換などの費用の節約にもなります。

それでは、以下にて軽自動車と普通車の維持費の内訳と大まかな金額をひとつずつみていきましょう。

自動車税

軽自動車にかかる税金のうち、年に1度、毎年4月1日に納めるのが「軽自動車税」です。これは車種に関わらず一律の金額で、2015年4月1日以降に新車登録された車は10,800円、2015年3月31日以前に新車登録された車は7,200円となっています。
一方、普通車にかかる「自動車税」は、総排気量と新車登録時期によって金額が異なります。もっとも排気量の小さい1.0リットル以下の車で25,000円、排気量が6.0リットルを超えると111,000円にもなります。
たとえば総排気量1.0~1.5リットルのコンパクトカー(2019年10月1日以降に新車登録)であっても30,500円がかかり、軽自動車税との差は19,700円。年に1度とはいえ、その差額は決して小さくありません。

自家用乗用車の自動車税
用途区分(総排気量) 新車登録時期別の税額
2019年9月30日以前 2019年10月1日以降
1.0リットル以下 29,500円 25,000円
1.0リットル超~1.5リットル以下 34,500円 30,500円
1.5リットル超~2.0リットル以下 39,500円 36,000円
2.0リットル超~2.5リットル以下 45,000円 43,500円
2.5リットル超~3.0リットル以下 51,000円 50,000円
3.0リットル超~3.5リットル以下 58,000円 57,000円
3.5リットル超~4.0リットル以下 66,500円 65,500円
4.0リットル超~4.5リットル以下 76,500円 75,500円
4.5リットル超~6.0リットル以下 88,000円 87,000円
6.0リットル超 111,000円 110,000円
軽自動車の自動車税
総排気量 新車登録時期別の税額
2015年3月31日以前 2015年4月1日以降
軽自動車 7,200円 10,800円

ガソリン代

ガソリン代は、ガソリン車であれば軽自動車でも普通自動車でも当然同じ単価がかかります。ただし、軽自動車はその名の通り軽くて排気量も小さく燃費も良いため、必要なガソリン代も少なくて済みます。
仮に軽自動車の燃費を15km/L、普通車を12km/Lとして、年間走行距離10,000km、ガソリン単価はレギュラー130円/Lという同条件で比べてみましょう。すると年間のガソリン代は軽自動車が約86,600円、普通車が約108,300円となり、その差は21,700円となります。

ローン支払い

車を購入するとき、車体にかかる費用はローンでの分割払いで支払いをする方が多いと思います。一括払いでなければこれも月々の維持費として計算に入れましょう。
車の値段はピンからキリまであり、軽自動車の中には200万円を超えるモデルがある一方で、100万円を切るリーズナブルなモデルもあります。 仮に登録費用込みで210万の軽自動車を7年ローンで買うと、年間のローン代は約30万円。350万円の普通車だと同条件で年間約50万円となり、年間の差額は20万円です。(ローン金利を含まず)

任意保険

車の保険には、車を所有すると必ず入らなくてはならない自賠責保険のほか、所有者が任意で加入する任意保険(通称自動車保険)があります。この保険料は加入者の年齢や職業など様々な要因で決まるため、一概にいくらと言うことは出来ません。
ただ、軽自動車は事故を起こしてしまった際、車の重量などから相手方に与える損害が少ないとされるため、普通車に比べやや保険料が安い傾向にあるようです。 統計などから大まかに計算すると、軽自動車の任意保険の年間保険料は約35,000円、普通車は約70,000円程度と言われています。(※年齢や等級、加入条件などによって保険料は異なります。)

車検

車検は、新車購入時から3年目、その後は2年に1度義務付けられています。その際にかかる費用は車検基本料金のほか、法定費用として自動車重量税、自賠責保険料があります。
よく軽自動車は車検が安いと言われますが、これは基本料金、法定費用ともに軽自動車のカテゴリが安く設定されているからです。 基本料金は業者により異なりますが、車検代は軽自動車が約66,000円、1.5tまでの普通車だと約88,000円。2年に1度として、1年分に直すとそれぞれ約33,000円と約44,000円になります。

車検費用の内訳
軽自動車 車両重量~1.5t
24ヶ月点検
基本料金
15,400円 18,857円
継続検査料 11,000円 11,000円
手続き代行料 11,000円 11,000円
自動車重量税 6,600円 24,600円
自賠責保険 21,140円 21,550円
印紙代 1,100円 1,000円
合計 66,240円 88,007円

※上記車検費用は新車登録から13年未満、エコカー以外 ※令和元年10月1日以降の費用
※上記価格は首都圏国産車ディーラー、追加整備無しの価格

その他

上記以外にかかる維持費としては、主にメンテナンス代と駐車場代が挙げられます。メンテナンス代には、洗車やワックス代、年に2回のオイル交換代やウォッシャー液などの消耗品費、都度の修理代が含まれます。 軽自動車は排気量やボディ表面積などが小さいため、その点で普通車よりやや安くつくと言えるでしょう。年間でみると軽自動車が約30,000円、普通車で約40,000円程度が見込まれます。
駐車場代については軽自動車と普通車に違いはなく、居住地域や自宅駐車場の有無で大きく異なります。

ざっくり分かる!軽自動車と普通車の維持費を比較

ここまで、軽自動車と普通車の年間にかかる維持費をそれぞれ見てきました。ざっと合計すると、軽自動車の維持費は年間約465,400円、月々にすると約38,800円。一方普通車は年間約752,800円、月々約62,700円です。
差額を見ると、普通車と比べ軽自動車は年間約287,400円、月々約24,000円安いという計算になります。

1年間にかかる軽自動車と普通車の維持費一覧(例)
軽自動車 車両重量~1.5t
自動車税 10,800円 30,500円
ガソリン代 86,600円 108,300円
ローン支払い 300,000円 500,000円
任意保険 35,000円 70,000円
車検 33,000円 44,000円
合計 465,400円 752,800円

カーリースなら車にかかる費用を一定にできる

車にかかる費用をなるべく抑えたい場合、軽自動車は確かに検討する価値があります。ただ、上記では3年または2年に1度の車検費用を月あたりに直して計算しており、実際には車検以外でもほとんどの項目が不定期に、かつまとまった費用が必要。 そのため、予めこれらの維持費を積み立てておくことが理想的です。
とは言え、月々のローンや任意保険の支払いのほかに、車にかかるすべての維持費をプールしておくのはなかなか難しいでしょう。 そんな時は、車検代のほか税金、メンテナンス代などまで含めて月々の費用を一定にできるカーリースがおすすめ。車にかかる費用が月々一定になれば家計の予定も立てやすく、安定したカーライフが送りやすくなります。