コラム

今まで、車を持つためにはお金を貯めて購入するというのが当たり前でしたが、現在は、さまざまな方法で車に乗ることができます。ここであらためて、特に中古車を購入する場合のメリットとデメリットを確認してみましょう。

中古車を購入するメリットとしては、国産車はもちろん輸入車やクラシックカー、希少車までたくさんの選択肢があること。車好きにとって、どのモデルを愛車にするかは非常に大切であり、中古市場にしかお目当ての車がないこともよくあります。
また、自由にカスタムやDIYができるのも大きなポイントです。新車と比べるとボディカラーや初期オプションなどは選べませんが、その代わり自分好みにカスタマイズすることができます。
そして、当然のことではありますが、返す必要がないため走行距離や車の汚れ、キズなどを気にせず走ることができます。ただし、売却を考える場合にはこの限りでなく、また車体を綺麗に保つためには、キズや凹みはもちろんのことボディのメンテナンスにも気を配らなければなりません。とは言え、誰にも気兼ねせず、自由に乗れるという点は購入の大きなメリットです。

新しい車の乗り方であるカーリースは、車のサブスクリプションとも呼ばれ、月々定額でマイカーを持てることが最大の魅力です。購入する場合とは異なる色々なメリットがありますが、一方で、乗り方によってはデメリットもあります。

カーリースのメリットは、何といっても車にまつわる支払いの管理がラクになることです。車検や税金など、支払い時期がバラバラなものをいちいち覚えておく必要がなく、また払い忘れも防げます。その上、月々定額なので急な出費に悩まされることもなく、家計の予定も立てやすくなります。
そして、車を持つ際の最大のハードルである初期費用を抑えられるのも利点です。頭金なしですぐに車が手に入るのは、働き始めたばかりの若い人や、結婚や引っ越しでまとまったお金がないけれど車が必要という人にとって非常に大きなメリットと言えるでしょう。
加えて、国産メーカーのほぼすべての現行モデルから選べ、最新の安全装置が付いた車種に乗ることも可能。さらに新車であるためメンテナンスのリスクも少なく、新車購入の場合と同様に気持ちよく乗り始めることができます。

カーリースのデメリットとして挙げられるのは、リース期間終了後は車を返還しなければならないことです。
愛着のわいたマイカーを手放さなければならないことに加え、返還の際にはリース開始時の原状回復が求められるため、常に車両の状態を気にかけている必要があります。
また、走行距離に制限があったり、自分好みにカスタムができなかったりと、車好きにはデメリットと言えることもあるでしょう。元に戻す費用や労力を考えれば、カスタム派にはカーリースはあまりオススメできません。
そして、途中解約や事故などで廃車にしなければならない場合、多額の違約金が発生することがあります。また原状回復の状態によっては追加料金がかかることもあり、車を購入する場合に比べ、契約期間中は車の状態に気を配る必要があります。