軽だけど広くて使いやすいダイハツ ウェイクの特徴や概要
ダイハツ ウェイク(WAKE)は、"もっと軽にできること"を追求し、「視界の良さ」や「荷室の広さ」に着目した軽自動車です。 日常使いのみならず、レジャーやアウトドアなど、さまざまな場面で使える新ジャンルの軽自動車を目指して開発されました。
また、あらゆる場面にマッチするパッケージングやシートアレンジなどにより、使い勝手が良い車になっています。 さらに、座って分かる見晴らしの良い「ファインビジョン」、軽最大の室内空間「ウルトラスペース」なども大きな特徴です。
ウェイクのデビューは2014年で、2022年3月時点においても初代モデルが継続して販売されています。ボディサイズは、全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,835mm。 ライバルの軽スーパーハイトワゴンの中でも高さが高く、同社のスーパーハイトワゴンのタント(全高1,755mm~1,775mm)より60mm~80mmも全高が高くなっています。
タントやライバル車よりも引き上げられた全高によって、室内高が1,455mmと子どもが立てる高さを確保。また、室内長が2,215mmで、前席と後席の間隔にもゆとりがあります。
際立つ個性と使いやすさを両立
エクステリアは、厚みのあるフロントフェイスと切り立ったフロントガラス、四角いヘッドライトや縦長のリアコンビランプなどにより、存在感と個性を演出。また、四角く広いガラスエリアによって死角が少なく視界も良いため、運転がしやすい工夫がされています。
インテリアは、水平基調ダッシュボードやセンターメーター、フラットなショルダーラインによって、解放感のある空間となっています。四角いエクステリアと相まって、より運転のしやすさが際立つデザインです。
エンジンは、自然吸気(NA)とターボの2種類を用意。自然吸気エンジンは、最高出力38kW(52PS)/6,800rpm、最大トルク60Nm(6.1kgm)/5,200rpm、WLTCモード燃費16.8km/L~17.4km/Lとなっています。
ターボエンジンは、最高出力47kW(64PS)/6,400rpm、最大トルク92Nm(9.4kgm)/3,200rpm、WLTCモード燃費16.1km/L~16.9km/Lです。トランスミッションは全車CVTとなっています。
一部変更で安全性能が進化
安全機能としてダイハツの先進予防安全システム「スマートアシスト」を装備。ウェイクがデビューした当初は「スマートアシスト」の初期バージョンでしたが、2016年の一部改良によって進化しています。
従来のスマートアシストから、衝突回避支援ブレーキ機能の作動範囲を拡大。その後、衝突警報機能に歩行者検知を追加し、車線逸脱警報機能を追加した「スマートアシストII」にアップグレードしました。
2017年には、車両だけでなく歩行者も認識する衝突回避支援システム「スマートアシストIII」へさらに進化。安全性はデビューから3年で、かなり強化されました。
選べる3つのグレード
ウェイクのグレードは、自然吸気エンジンを搭載したエントリーグレード「D」、中間グレードの「L」、ターボエンジンを搭載した上級グレードの「Gターボ」の3タイプを用意しています。
「D」グレードでは、スマートアシストを搭載していない「D」とスマートアシストIIIが装備された「D"SA III"」をラインナップ。なお「D」グレードは、前輪駆動(FF)のみとなっています。
中間グレードの「L」グレードは、スマートアシストIIIが標準装備され、前輪駆動(FF)と四輪駆動(4WD)をラインナップ。キーフリーシステムやプッシュボタンスタート、パワースライドドアが装備されます。
ターボエンジンを搭載する上級グレードの「Gターボ」は、前輪駆動(FF)と四輪駆動(4WD)をラインナップ。エクステリアでは、メッキフードガーニッシュやLEDヘッドライトなどが装備されます。 インテリアは、本革巻きステアリングホイールや自発光式大型3眼センターメーターなどを装備。上級グレードらしい上質感ある装備が特徴です。
充実している収納スペースやシートアレンジが多彩の室内空間
豊富な収納スペースや多彩なシートアレンジなどにより、使い勝手の良さがウェイクの魅力。
助手席には、アンダーボックスと大型インパネトレイ、運転席にはサイドトレイやインパネアッパーボックスなど、かなり豊富に収納スペースが用意されています。
また、助手席シートバックテーブル&ショッピングフック、助手席インパネショッピングフックも装備。
豊富な収納スペースやショッピングフックなどにより、買い物袋を素早く下げられたり、スマートフォンなどの手荷物をサッと収納したりできます。
使い勝手に優れた豊富なシートアレンジ
シートアレンジは、全グレードに標準装備となっている50:50の分割可倒式リアシートにより、フラットで広い荷室を作り出すことができ、自転車やアウトドアグッズなど大きな荷物も楽に載せることが可能。 また、撥水加工がされたファブリックシートを採用しているリアシートバックにより、濡れたものも気にせず積載することができるのもポイントです。 さらに、フロントシートの背もたれを後方に倒せば、広いスペースを作り出すことができので、車内で足を伸ばして休憩することができます。
そして、フロントシートとリアシートの間隔が広くとれるのもウェイクのトピック。 リアシートは、240mmの分割ロングスライド機構となっているため、リアシートに座ったときに窮屈に感じることがないでしょう。
また、リアにスライドドアを採用していることから、狭い場所や駐車場での乗り降りも楽にできます。 積載する荷物や乗員の人数によってシートアレンジができるウェイクは、さまざまな場面で使える軽スーパーハイトワゴンです。
安心のためにぜひ抑えておきたいアップデートされた安全装備
ウェイクの安全装備は、デビュー以降進化してきました。2022年3月時点では、ステレオカメラ、ソナーセンサーによる「スマートアシストIII」が装備されています。
スマートアシストIIIの機能は、対車両・対歩行者の衝突警報機能と衝突回避支援ブレーキ機能、車線逸脱警報機能、前方・後方への誤発進抑制制御機能、先行車発進お知らせ機能、オートハイビームです。
また、リアバンパー左右に1個ずつ装備されるコーナーセンサーが死角の障害物をドライバーに知らせてくれます。
ウェイクの先進的な安全装備は、日頃の運転から休日のドライブまで幅広くサポートしてくれる機能です。